究極の癒しアニメ「夏目友人帳」

ちょっとしたホラーでもとにかく苦手なわたしは「夏目友人帳は妖怪が出てくるけど全然怖くないよ」と友人に紹介されましたが「絶対に無理!」と当初観るつもりは全くありませんでした。しかし、友人にあまりにもおすすめされるので、かなり怯えながら観てみると、「妖怪が出てきてこんなに泣ける話があるのか!」とすっかりファンになりました。
基本的に一話完結なので、そこも観やすいポイントです。
妖(あやかし)と呼ばれる存在が見える高校生、夏目貴志が祖母の形見である妖の名が書かれた「友人帳」から、妖たちに名前を返していくなかで、さまざまな妖たちと触れ合っていくお話です。
両親が早くに他界し、さらに妖が見えることで昔から突飛な行動をとる変わり者だと周りに思われてきた夏目がだんだん孤独を癒し、妖だけではなく、いろんな人たちとの繋がりも増えていく過程は本当に胸が締め付けられます。
登場する妖たちのユニークなキャラクターも魅力の一つです。可愛くて、純粋で、チャーミングな妖がたくさん出てきます。たまにホラー色の強いエピソードもありますが、最後には穏やかな気持ちになれるのは夏目友人帳ならではです。作品の中で前提として、寿命も在り方も違う人間と妖は決して相容れない関係なのですが、そこを踏み込んでいく夏目の真っ直ぐさや、人間とは少し違うけど確かにそこにある妖たちの感情も切なく丁寧に描かれています。ほとんどのエピソードのラストは涙が止まりません。
夏目に寄り添う新たな家族、友人達との関係も癒されます。友人達がメインのエピソードもあるのですが、そこでは見えることで苦労してきた夏目とは違い、見えないことの切なさも描かれています。のどかな田舎の風景も世界観によく合っています。
ゆったりとしたアニメなので、疲れた時、落ち込んでいる時にぜひおすすめしたい作品です。自然と涙が溢れるので、きっと観終わった頃には優しい気持ちになれていると思います。

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